凡夫ハンターが教える、狩猟を始めるための全体像

「狩猟に興味はあるけど、何から始めればいいか分からない」——そんな人に向けて、実際に1年で免許を取得し、狩猟を続けてきた経験をもとに全体像を解説します。

狩猟を始めたきっかけ

きっかけは、親友が先に狩猟免許を取得していたことでした。ちょうど銃を譲り受けるタイミングと、自分自身が免許を取ろうと考えていたタイミングが重なり、そこから本格的に狩猟の世界に入りました。

身近に経験者がいたことで、免許取得の流れや必要な準備について具体的なイメージを持てたのは大きかったと思います。この記事では、そこから実際に狩猟を始めるまでの全体の流れを整理します。

狩猟免許取得までの流れ

狩猟をするには「狩猟免許」の取得が必須です。免許には種類があり、自分がやりたい猟法によって選ぶ必要があります。

  • 網猟免許
  • わな猟免許
  • 第一種銃猟免許(装薬銃・空気銃)
  • 第二種銃猟免許(空気銃のみ)

自分が取得したのは第一種銃猟免許です。埼玉県在住で、銃の所持許可の取得に約7か月、それと並行して狩猟免許自体の取得には1〜2か月ほどかかりました。所持許可の審査期間が長いため、全体のスケジュールに時間がかかりました。それでもなんとしても狩猟期間に間に合わせるためにどんどん進めていった結果1年未満で取得できました。費用は合計で約15万円(銃自体は親友から譲り受けたため購入費用は0円)でした。銃を新規購入する場合は、この費用にさらに銃本体の価格が上乗せされる点は注意が必要です。

初心者が最初につまずきやすいのは、免許取得銃の所持許可です。免許取得後の「狩猟者登録」や、都道府県ごとに異なるルールの把握も大変ですが、地元の猟友会に入会すれば問題はないです。猟友会のルールや活動は地域差が大きいため、自分の住む地域の情報を必ず確認する必要があります。

わな猟と銃猟、初心者はどちらから始めるべきか

わな猟と銃猟にはそれぞれ特徴があります。

わな猟

  • 銃の所持許可が不要なため、比較的始めやすい
  • 見回りなど継続的な手間がかかる
  • 設置場所の選定に経験が必要

銃猟

  • 銃の所持許可(公安委員会)が別途必要で、取得のハードルが高い
  • 猟期中の実践的な技術が求められる
  • 装備・維持コストが高め

自分は銃猟を選択しました。理由は、親友がすでに銃猟をやっていたことに加えて、単純に「わな猟より銃猟の方が楽しそうだった」という直感的な部分が大きいです。理論的な損得よりも、自分が続けられそうかどうかを優先した結果でした。

実際の狩猟経験

理論だけでなく、実際にやってみて分かったことを共有します。

初めての狩猟で失敗したこと 一番の失敗は服装でした。防寒を意識しすぎて厚着しすぎてしまい、動きにくさや体温調整の難しさを実感しました。また、持ち物の選定も最初は手探りで、現場に行ってから「これも必要だった」と気づくことが多くありました。

獲物を確保するまでの記録 初日にカルガモを1羽捕獲できましたが、そこからしばらく成果が出ていません。初日にうまくいったことでイメージが良い方に傾きましたが、実際にはコンスタントに成果を出す難しさを痛感しています。

失敗も含めてリアルな経験を共有することが、これから始める人にとって一番参考になる部分だと考えています。

装備・道具について

狩猟には一定の初期投資が必要です。

  • わな猟であれば、わな本体・見回り用の装備
  • 銃猟であれば、銃本体・弾薬・ガンロッカーなどの保管設備
  • 共通して必要な装備:防寒着、長靴、ナイフ、解体道具など

実際に使っている装備は以下の通りです。

  • 猟友会から支給される反射チョッキ・帽子(視認性確保のため必須)
  • 銃、銃を運ぶための専用の袋
  • 装弾、(装弾袋)
  • ナイロン製の防風上着(ワークマンで購入)
  • スパイク付きの防水靴
  • 防水・防寒手袋
  • 無線機(仲間との連絡用)
  • ゴム手袋
  • 獲物を入れる袋、ジップロック
  • 飲み物
  • サバイバルナイフ
  • 小さめの鞄(小物類をまとめて持ち運ぶ用)

特別な専用ギアだけでなく、ワークマンなど身近な店舗で揃えられるものも多く、初期費用を抑えたい人にとっては参考になると思います。

今後、詳しく紹介していきますが、一部現在使用中のアイテムがAmazonで購入できるので公開します。

無線機
自分はスタンダードのFT-60(144/430MHz)を使っています。
→ STANDARD FT-60 https://amzn.to/4wyy7Su


防水靴

足元の防水性・グリップ力は猟場では特に重要です。
自分はソウカイドウの股付防水スパイクシューズを使っています。
→ [ソウカイドウ] 股付防水スパイクシューズ https://amzn.to/4eUiRJK


猟友会・仲間との付き合い方

狩猟は一人でも始められますが、猟友会に所属することで得られる情報や、地域のルールを教えてもらえる利点があります。

自分は地元の猟友会に加入しています。地域のルールや猟場の情報、装備の入手方法など、独学だけでは分かりにくい部分を猟友会経由で教えてもらえるのは大きなメリットです。特に初心者のうちは、地元の猟友会に所属しておくことをおすすめします。

各都道府県の猟友会へ連絡し、自分の住んでいる地域や狩猟でやりたいことを伝えれば、連絡先を教えてもらえます。

狩猟と日常の体力づくり

狩猟は想像以上に体力を使う活動です。山道を長時間歩く、獲物を運ぶといった場面では、日頃の筋力トレーニングが役立ちます。普段のジムでの下半身トレーニングが、狩猟の現場でも活きていると感じています。

まとめ:狩猟を始める前に知っておきたいこと

  • 狩猟にはわな猟・銃猟などの種類があり、自分に合った猟法を選ぶ必要がある
  • 免許取得後も、地域ごとのルール把握や猟友会との関わりが重要
  • 初心者は失敗して当然。実践しながら学ぶことが多い
  • 日頃の体力づくりが狩猟の現場でも活きる

次の記事では、免許取得の具体的な手順や、実際に使っている装備について、より詳しく解説していきます。


関連記事(準備中)

  • 狩猟免許の取り方(実体験ベース)
  • 狩猟を始めるのに必要な初期費用・装備一覧
  • 初めての狩猟で失敗したこと
  • 実際に使っている猟具のレビュー

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です